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バセドウ病とは

バセドウ病は非常に頻度の高い病気で、なかでも20歳代?30歳代の比較的若い女性の患者が多いことが特徴の一つです。

バセドウ病は、自己免疫疾患と呼ばれる病気のひとつです。自己免疫疾患とは、本来は自分の体を守るために働く免疫機能が、自分自身を攻撃するためにおこってしまう病気のことです。バセドウ病では、免疫機能の異常によって、自分自身の甲状腺を刺激する自己抗体が現れてしまいます。これはTSH受容体抗体と呼ばれる物質で、常に甲状腺を刺激します。

通常であればホルモン量は一定に保たれるはずですが、この自己抗体の刺激によって、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、血液中のホルモンの量は増加してしまうのです。そのために様々な症状がおこってくるのがバセドウ病です。そこで過剰になった甲状腺ホルモンの分泌を正常にすることが治療の目的になります。

バセドウ病のもともとの原因は免疫の異常ですが、異常がどうしておこるかはまだ解明されていません。根本の原因がわかっていないため、完全には治らないと考えてしまう患者も少なくありません。

しかし、薬によって甲状腺の働きが正常になれば、過剰だったホルモンの量も正常化し、症状もおさまってきます。長期に薬を飲み続けなければならない場合もありますが、体の調子はもどり、ごくふつうの日常生活を送ることができます。多くは薬物療法によって、妊娠や出産、仕事や家事にも支障をきたすことなく生活できるようになります。

バセドウ病の治療の基本となる薬物療法は、1?2年と長い期間にわたります。こうした長期の治療を続けるには、患者自身の強い意志が必要になります。そのためには、何のために何を目的として行われている治療なのかを正しく知ることが大切です。

最終更新日:2008/09/25